パンドラ~隠された愛~
またしても無機質なコール音が鳴り始める。
プルルル……プルルル………。
やはり出ない。
宮部は乱暴に助手席側へ携帯を投げ捨てるとハンドルに力を込めた。
先ほどから背中に伝う冷たい汗が止まらなくなっている。
かなり飛ばした甲斐があり10分程で事務所へと着いた。
宮部は助手席に落ちた携帯を拾い上げ事務所の階段へと急ぐ。
2段、3段と階段を飛ばしながら駆け上がり事務所のドアノブを回すと「カチャ」っと音をたててドアが開く。
「開いてる……戸締りしたはずなのに……」
プルルル……プルルル………。
やはり出ない。
宮部は乱暴に助手席側へ携帯を投げ捨てるとハンドルに力を込めた。
先ほどから背中に伝う冷たい汗が止まらなくなっている。
かなり飛ばした甲斐があり10分程で事務所へと着いた。
宮部は助手席に落ちた携帯を拾い上げ事務所の階段へと急ぐ。
2段、3段と階段を飛ばしながら駆け上がり事務所のドアノブを回すと「カチャ」っと音をたててドアが開く。
「開いてる……戸締りしたはずなのに……」