【完】Crescendo 〜恋の大きさ〜
「律は本当に良かったの?それに家には両親がいらっしゃるんじゃ………」


「両親は僕が小さい頃に交通事故で他界したよ。だから一人暮らしなんだ。そんな僕を助けてくれたのが奏子さんってこと」


「ごめんね。不謹慎なこと聞いて………」


「なんとも思ってないよ。それに奏子さんや詩乃に会えたから、悲しんだことなんてないし」


「そっか」



優しい所は、奏子さんに似ているなと思った


ああ見えて、すごく心配性な人だ


それを知ってびっくりして、戸惑ったのを覚えてる


そんな感じに見えない人だから余計に驚いた


でも詩乃がそんな感じなのは、大体予想できた


これはどういうことなんだろうと、疑問にも思ったがあえて流した
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