【完】Crescendo 〜恋の大きさ〜
「ここが僕の家だよ」


「ていうか、私が元々住んでた場所はどうなるんだろう?」


「奏子さんに任せたらいいんじゃない?なんでも知らないうちに実行してる人だから」


「そうだね。そういう面倒なことはやってくれるから好き」



そこだけ好きって………


かと言って僕も両親のことが好きではなかった


好きでもない音楽をやらされてたし


でも今は違う


こんな僕に音楽を教えてくれて感謝してる


そのおかげで奏子さんや詩乃に会えたから


本当に感謝してる



「わぁ!おっきいねー!」


「詩乃の家は大きくなかったの?」


「お母さんが、大きい家にしたら変な人が寄ってくるからダメよ!って言って………」
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