【完】Crescendo 〜恋の大きさ〜
奏子さんらしいな



「そっか。でもここがもう詩乃の家だから、ゆっくりして」


「ありがとう、律!」



ドキン


詩乃の笑顔が可愛かった


やっぱり彼女のことが好き


でもダメだ


それは許されないことなんだ



「どうしたの?律」


「なんでもないよ。どうする?何もないから何か買いに行こうか?」


「うん。あっ、律は何が食べたい?」


「なんでもいいけど………」


「お金を浮かすためには、自炊した方がいいんだよねー」
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