【完】Crescendo 〜恋の大きさ〜
「好きな曲…………」


「うん。なんかある?」


「ショパンの子犬のワルツとか、ドビュッシーの2つのアラベスク第1番、亜麻色の髪の乙女。ヴァイオリンは、エルガーの愛の挨拶。ピアノとヴァイオリンの曲ならノクターンとかも好きだよ」


「以外。結構有名な曲が好きなんだ」


「やっぱり有名なだけあって、どれもいい曲だし」


「わかる!どれもいいよねー」



それから詩乃といっぱい話した


やっぱり詩乃に出会えて良かった


そう思えた



「律、大丈夫?無理してない?」



今は練習中


さっきからずっとそればかり言ってる



「大丈夫だって。それより、ここずっと間違ってるよ」


「うそ!?」
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