月の瞳を持つ少女





「ねぇ、詩乃」






「ん?なに、月?」









「……姫、どうだったの?」







私がそう聞くと詩乃は少し寂しそうな顔をした








「うん、、、




パニックになってたから…………。





話せなかった。」








「そっか……」










「とりあえず、大地くんが車に乗せて家まで乗せていってくれたから。」














詩乃にとっては姫は唯一の女友達なんだろう








月華の姫という立場上、嫉妬や妬みは絶えない








だから、尚更詩乃は姫を大切にする











詩乃はとても純粋でいい子だから









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