月の瞳を持つ少女
「だーめ!今日は月とおしゃべりするんだもんねぇ!」
もう泊まる気満々の詩乃に翔馬は諦めたようにソファに座り直す
「じゃあ、俺も今日は泊まるわ」
「…………俺は帰る」
翔馬は詩乃が心配なんだろう。
立美はそろそろ帰らないととソファから立ち上がった
今夜は立美以外は倉庫に泊まるらしい
「月!お風呂行こう!今の時間なら誰も入ってないから!!」
詩乃はすぐさま立ち上がり私をひっぱる
私はそれに抵抗しないでついていく