月の瞳を持つ少女





少女と少年は惹かれあっていった









「ツキ、俺はお前を自由にしてやるよ」







「無理よ。私は今が幸せならいいの」








「ははッ、それじゃあお前をおれのものだけにできない」









彼の暖かな心が彼女の心を溶かしていく









少女と少年の間に愛の言葉なんて要らなかった














でも、その幸せは長くは続かなかった













直哉の存在を蓮が知ってしまったから、






















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