月の瞳を持つ少女








「はる……と、?」










視線の端から暖人の右手が近づくのがわかる







私はビックリなんかしない。突然の事でもよけられるから。








でなきゃ、銃弾なんてよけられないもの。













だけど、私は避け無い。














パシッ











乾いた音が幹部室にこだます














そして、その瞬間襲ってくる独特な痛み













私は左頬に手を添える








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