月の瞳を持つ少女





立美の大きな手が私の頭を撫でる








「……買い物行ってただけなんだよな」







「うん。」








暖人の目が細められる









「……心配かけて、、ごめんなさい。」












ズキン









暖人の長い腕が伸びてくる








そして私を包み込んだ








「心配した」







「ごめん。」




ズキン


「敵チームに連れさらわれてたらって、



最悪の事態をまねいていたらって、






お前がもう帰ってこないかもって、」







「ごめん」






ズキン








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