月の瞳を持つ少女





「ほら乗れよ」








「うん。」








私がヒョイっとバイクに跨る







「ははッ月はバイク乗ったことあんだろ?」







「…………うん」







暖人がなぜ笑顔だったのかはわからないけど、バイクが動き出したのでそれについて聞けなかった









暖人の運転は思ったよりも早くてでも、安定してた













暖人に抱きつく形で乗る私はその背中の暖かさを感じていた










(あったかいな、、)









夏の夜のじっとりとした風











その中を走り抜けた







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