月の瞳を持つ少女
8匹目
月side
あの夜からちょうど一週間がたった
私はと言うと、翠の腕の中にいた
「月ちゃん!やっとこれから毎日ラブラブできるね!」
「暑い」
クーラーが入っていてもこれだけ密着していれば嫌でも暑い
いつもよりも早く帰ってきたみんなは、今日から夏休みらしい
ソファの1人がけに暖人
三人がけのソファの私の後ろに翠その横に立美と蒼
向かい側には翔馬と詩乃が座っていた
姫の姿はあれからずっと見ていない