月の瞳を持つ少女
「詩乃」
「月……」
私は詩乃に近づく
「……私が連れて言ってあげる」
「?!何言ってんだよ月!お前も姫なんだから危ねぇよ!」
…………いや、まずバイクに乗れることについて突っ込んで欲しかったかな
ああ、バイクいじりとか一緒にやってるから違和感は無いのか。
「私は顔バレしてないでしょ?」
「……それはそうだけど。」
「大丈夫。姫の家に行くだけだから。
それに、近くに見張りつけてるんでしょ?」
「まあ、一応」
「なら、大丈夫よ。
ヘルメット被ってれば行きは大丈夫だし」