月の瞳を持つ少女





すぐさま携帯を取り出す







(ここなら、あそこに連れていった方が近いな)








呼び出していた相手はワンコールで出た






「俺だ。急いで〇〇通りまでくるまよこせ!あと、沙也香サヤカさんもよんでろ!」










俺は少女を抱き抱える









(……軽い。)







蒸し暑い夜だというのに厚めのパーカーを着ていたからだろうか、見た目よりもかなり軽く感じた









少女を抱えて〇〇通りまで走った








明るいところに出ると、あることに気がついた








少女が大量の血液で濡れている事だ













(?!!)










とにかく、早く沙也香さんの所につれていかないと!






< 19 / 240 >

この作品をシェア

pagetop