月の瞳を持つ少女
すぐさま携帯を取り出す
(ここなら、あそこに連れていった方が近いな)
呼び出していた相手はワンコールで出た
「俺だ。急いで〇〇通りまでくるまよこせ!あと、沙也香サヤカさんもよんでろ!」
俺は少女を抱き抱える
(……軽い。)
蒸し暑い夜だというのに厚めのパーカーを着ていたからだろうか、見た目よりもかなり軽く感じた
少女を抱えて〇〇通りまで走った
明るいところに出ると、あることに気がついた
少女が大量の血液で濡れている事だ
(?!!)
とにかく、早く沙也香さんの所につれていかないと!