月の瞳を持つ少女






そう言うと郁弥は姫を担ぎあげてそのままバイクで去った













私は倉庫へ戻る











そこには目を丸くさせた緑のメッシュが入った男、おそらく蛇神の総長、柳井 昌ヤナイ アキラだろう











「おっおい!これ、お前がやったのか?!!」









「だったら?」









「ッ!……てめぇ、月華の人間か?」











「俺は月華じゃねぇ。ただ、手を出した相手が悪かったな」











私の大切な人のものに手を出したんだからな















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