月の瞳を持つ少女
私はゆっくりと奴に近づく
奴はもうピクリとも動かなかった
緑メッシュの頭を踏みつける
「ガハッ」
「…………姫を連れ去ったのは何故だ。
姫には護衛が付いていたはずだ。それを、どうやって……」
柳井 昌は口を開く
「倉庫に……
鍵が送られてきたんだ……」
「鍵?」
「ああ、差出人はわからねぇ。
だが、調べたら月華のお姫様の家だということが分かった
これを使えば月華を倒せると思った……」
……。まさか、
「そうか、分かった。
今日をもって蛇神は解散。いいな」
「はぃ……」