月の瞳を持つ少女






月side








「暖人、誰に頭を下げているの?」










「月……」









暖人は今までにないくらい悲しい顔をしていた









「郁弥、北斗、姫をみていてもらえる?」








「ああ、」








「任せとけ」










私は暖人に近づく











「暖人、来て」









暖人は私が手を引くと力なく付いてきた








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