月の瞳を持つ少女





詩乃は何があったのか知っているけど、私が口止めした







そして、面会はできないとも伝えてある










何にせよ、暖人がこのままでは"私が"困るのだ









「……暖人。姫のことはあなたが悪いわけじゃない。」











「知ったような口聞いてんじゃねぇよ!!!!」










……。









「先代である広海さんの妹の姫華を姫にしたのは本当は俺なんだ。




あいつが姫にしてくれと言ってきた時、俺は跳ね返すことも出来た。




だけど、姫華は広海さんの妹。。






広海さんの妹を守れば俺らは先代たちに評価してもらえる。俺らの強さを認めてもらえる。そう思った。








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