月の瞳を持つ少女
「はは、幻滅したか?
俺は俺のことしか考えてねぇ最低な奴なんだよ。
守れもしねぇもん抱え込んで、守ってる気になってるだけ、、
どうせ、俺は直哉さんみてぇにはなれねぇし……
俺、総長むいてねぇよ。」
パシッ
「……しっかりしなさいよ」
私に頬を叩かれた暖人は目をひんむいてこちらを見ている
「貴方が総長なんでしょ?あなたがずっとうじうじしてた所で何が変わるの?
あなたはあなた、その、直哉さんは直哉さん。
あなた色の月華にしてみなさいよ」
「…………ッ」
一瞬眉をしかめた暖人ほうつむいてしまった