月の瞳を持つ少女







「…………はぁ、じゃあ部屋の外においで。
みんなあなたが起きるのを待ってたのよ」







??









ほら!と彼女に手を引かれ私はこの部屋を出た











部屋を出ると一つのテーブルと両脇にソファ、正面には一人がけの椅子が置かれたシンプルな部屋が現れた










そこには5人の男たちが座っていた








「沙也香さん、もう大丈夫なんですか?」








「……本当はまだ寝ててもらいたいんだけどね。でも、とりあえずは大丈夫よ」








そう言うと、彼女は手を振り私を残してもう一方の扉から出ていった









残されたのは私と、あとこの部屋にいた5人の男だけ









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