月の瞳を持つ少女
あの部屋を出て一つ下の階に降りる
扉がずらりと並んだ通路を三人で歩く
「あのね!月華の倉庫は、1階が広場でー」
「2階が寝室でー」
「3階が幹部室と、客室と、」
「会議室なんだー!」
言い終えると、双子は足を止め一つの扉の前に立つ
「「ここが月ちゃんの部屋ね!」」
小濱 翠さんに木の板を渡される
「これに名前書いてね!」
「表札だからー!」
「……はい」
その木の板を受け取る
双子はそのまま扉を開け、中へ入る