月の瞳を持つ少女
3匹目
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「「たっだいまぁー!!」」
幹部室へ戻ると、出ていった時と変わらず3人がそれぞれのソファに腰かけていた
「あれれー?」
「まだ来てないの?」
「ああ、」
幸村さんが双子の質問に応える
双子は私の腕を引き矢島さんの座るソファまで行く
ここにある三人がけソファは大きめのサイズだ
矢島さんが大柄だからとはいえ、私と小柄な双子だったらまあ座れるだろう
双子の間に座らされる
「ちょっとー、」
「立美もっとそっちいってよー」
「…………無理」
「「はぁー?」」
矢島さんは双子にものすごく睨まれているが、誰が見てもこれ以上は限界だと言わんばかりに矢島さんは縮こまっている
ふと、矢島さんが私をみた