月の瞳を持つ少女
その後は、ずっと広場でバイクを弄ったり
みんなでトランプしたりゲームしたり
時間がまるで早回しされているかのように早く感じた
ブンブンブンブーンッ
遠くからバイクの音が聞こえる
「あ、帰ってきた。」
「総長たちかな?」
「このごろ帰ってくんの早いし、そーだろ」
「「たっだいまー!」」
一番はじめに顔を出したのは双子
「あ!」
「月ちゃん、みーっけ!」
「「何して遊んでるの???」」
「…………トランプ」
みんなが双子に向かって挨拶をする
双子は簡単に手を上げるだけ
それを済ますと、私の両腕に絡みつく