月の瞳を持つ少女






その先は言わなかった






そんな詩乃を翔馬は止めなかった









残ったのは私と立美、翔馬に暖人だけになった










シーンとした静かな空間に言われもない罪悪感を感じた









「………………ごめん……なさぃ。」









「なんで謝ってんだよ」






翔馬が私を睨む








「あ……の、なん……かみんな、でていっちゃったから……」










「あ?だからって、なんでお前が謝るわけ?まさか、お前のせいだとかっておもってんの?」








そう言うと、向かいのソファに座っていた翔馬が立ち上がり私に近づく








すると、私のとなりに座る立美が私の壁になるように立った










「立美、、どけ」









「…………どかない。」







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