彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「まぁ俺のお話は放置としてぇ~♪見てよこれ!全国で有名ヤンキーやツッパリ、悪に賞金かけてるよ、写真付きで!」
ちーちゃんの言葉で、同じように画面を見ていたっ爆裂弾が叫ぶ。
「あ!ヒオキラスの近藤!」
「ブラックエンジェルの三浦も乗ってる・・・」
「どいつもこいつも、十数万単か・・・・」
「けっこう、良い値段だな。」
「ウェイウェイウェイ!他にも、気に入らない相手をお金で倒してくれるんだって♪」
「恨み屋本舗みたいですね・・・」
「このページはね♪けど、一番高いページをクリックするとぉ~」
カチャっ!
マウスに触れるちーちゃんの指の動きに合わせ、画面が変わる。
真っ暗な背景と、不吉な音楽に合わせ、金色の指名手配書が浮かび上がる。
「おい、これ!?」
「ウソだろう!?」
「俺らじゃねぇか!?」
「なんで、あたしらの写真が・・・!?」
「カンナさん達、爆裂弾が出てる!?」
見れば、学生写真か、証明写真なのか。
無表情の4人が表示されていた。
「うっわぁ~値段ついてる!」
「俺が100万で、秀が102万、大河が190万だと!?」
「カンナが444万って・・・・」
「納得できねぇー!!」
「同感です、悠斗君。4が並んで不吉ですね・・・。」
「そうじゃねぇ!!俺は、俺の値段が一番低いことにムカついてんだよ!!」
「気になるところそこかよ、オメーら!?」
「それでもええ値段やんかぁ~お♪ながちゃん発見や!」
「ウェイウェイウェイ!来ましたぁ~~~~800万!!」
「うはははは!さすが、元・全国ナンバーワンの半グレやで!ハゲ君は~!?」
「五分刈りだ!つーか、幡随院の後で聞くなよ・・・!・・・300万だ・・・・」
「「「なっ!?可児より俺が低いだと!?」」」
気まずそうな可児君に、声をそろえる爆裂弾男子3人。
〔★可児(カニ)だけに高価だった★〕