彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)





「そうだぞ!凛さんぐれーになれば、そんだけ『漢の価値』が上がるってもんだぞ!?」

「ウェイウェイウェイ!『勝ち』続けてるだけにねぇ~!てか、その言い方、俺的にも『カチ』ンってきた系~!」

「つまんねぇー焼きもち妬きやがって、ボケ共!!凛に嫉妬してんじゃねぇぞ!?」

「可児君、ちーちゃん、カンナさん・・・」





文句を言った爆裂弾2人に、強く言い返してかばってくれる3人。





「そ、そりゃあねぇよ、カンナ!」

「あんだと!?誰が嫉妬してるだコラ~!?」

「あんだよ!?文句あるなら、あたしが相手に~」

「やめろ。」





すかさずそれを一言で制す男。





「瑞希お兄ちゃん!」

「ターゲットにされてんのは変わりないだろう?今さらガタガタ騒ぐな、現役共。」

「「「「す、すんません!」」」」

「にゃははは~怒られてやんのぉ~」

「オメーもだよ、幡随院!瑞希先輩に謝れ!」

「え~?俺、リンリンは悪くないってかばった系だしー」

「連帯責任なんだよ!」

「俺、リンリンの味方系~」

「てめっ!!」

「やめろ、大河。」





つーんとするちーちゃんの胸ぐらを円城寺君がつかめば、鋭い声で瑞希お兄ちゃんが止める。





「幡随院の言う通りだ。」

「み、瑞希先輩!」

「ウェイウェイウェイ!ですよねー?」

「けど、目上に対する態度じゃねぇのはわかるよな?」

「すみません。以後、気をつけます。」

「って、ちーちゃん!?切り替えが早い!?」

「テメー真面目に謝れるなら最初からそうしろよ!?」

「はあ?俺はTPOに合わせただけだぜ、円城寺君よ?」





そう言って目を細めるちーちゃんは、JAGUARだったの時のちーちゃん。





「てめ~!!」

「ちょ、落ち着いて、円城寺君!ちーちゃんも、あおるのはダメですよ?」

「あったり前田のクラッカー♪冗談だよリンリーン♪俺がリンリンの言うこと聞かないわけないじゃん♪」



〔★凛には従順だった★〕



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