彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「どうしたんですか!?お部屋で予習じゃ・・・?」
「そりゃあ、するけど、その前に全部終わらせたいからな。」
そう言うと、キッチンへと向かう好きな人。
「烈司は部屋で電話占いの仕事、モニカも部屋で小物制作、伊織はシゲ先生をお届けに出かけ、皇助は女遊びに出掛けたわけだから~俺が言うしかないだろう?」
「なにを??」
「さっきの裏サイト・『キンモクセイ』に関する最新情報を、だ。」
「最新情報!?」
「うはははは!さっきので全部じゃなかった出っか~?」
「幡随院は言ったろう?『パスワードをとかないとアクセスできないサイト』だって?」
「そ、それはいいましたが・・・」
「伊織が一目見て、見落としを見つけたらしい。」
「え!?獅子島さんが!?」
しかも、あの短時間で!?
「いつのまに!?」
「スマホいじってただろう?携帯からもアクセスできるらしい。つーか、そっちがメインのサイトらしいけどな。」
「じゃあ、早くちーちゃんに教えないと!」
「うはははは!メールしよかー!?」
「しなくていい。朝まで待って、見落としに気づかなかったら、伊織からメールするそうだ。」
「すぐ教えないんですか?」
「凛と同じで、甘やかさないで、自分で気づかせたいらしい。」
「僕に話してよかったんですか?」
「凛は、龍星軍4代目総長だ。すべてを把握しておく責任がある。」
責任・・・・
「そういうことでしたら・・・わかりました。」
「うははははは!ほな、わしは~?なんで~?」
「意味はねぇ。」
「「え?」」
「たまたま、凛とコンビ組んで行動するってのが五十嵐で、この場にい合わせることになったってだけの話だ。」
「えーと・・・成り行きと・・・・考えていいでしょうか?」
「まぁそうなるな。おまけだ。」
「うはははは!おまけやて~もうけ!!」
(いいのかなぁ~そんなんで・・・)
〔★ヤマトは喜んでいる★〕
〔★凛は何か言いたそうだ★〕