彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)





「どうしたんですか!?お部屋で予習じゃ・・・?」

「そりゃあ、するけど、その前に全部終わらせたいからな。」





そう言うと、キッチンへと向かう好きな人。





「烈司は部屋で電話占いの仕事、モニカも部屋で小物制作、伊織はシゲ先生をお届けに出かけ、皇助は女遊びに出掛けたわけだから~俺が言うしかないだろう?」

「なにを??」

「さっきの裏サイト・『キンモクセイ』に関する最新情報を、だ。」

「最新情報!?」

「うはははは!さっきので全部じゃなかった出っか~?」

「幡随院は言ったろう?『パスワードをとかないとアクセスできないサイト』だって?」

「そ、それはいいましたが・・・」

「伊織が一目見て、見落としを見つけたらしい。」

「え!?獅子島さんが!?」



しかも、あの短時間で!?



「いつのまに!?」

「スマホいじってただろう?携帯からもアクセスできるらしい。つーか、そっちがメインのサイトらしいけどな。」

「じゃあ、早くちーちゃんに教えないと!」

「うはははは!メールしよかー!?」

「しなくていい。朝まで待って、見落としに気づかなかったら、伊織からメールするそうだ。」

「すぐ教えないんですか?」

「凛と同じで、甘やかさないで、自分で気づかせたいらしい。」

「僕に話してよかったんですか?」

「凛は、龍星軍4代目総長だ。すべてを把握しておく責任がある。」





責任・・・・





「そういうことでしたら・・・わかりました。」

「うははははは!ほな、わしは~?なんで~?」

「意味はねぇ。」

「「え?」」

「たまたま、凛とコンビ組んで行動するってのが五十嵐で、この場にい合わせることになったってだけの話だ。」

「えーと・・・成り行きと・・・・考えていいでしょうか?」

「まぁそうなるな。おまけだ。」

「うはははは!おまけやて~もうけ!!」



(いいのかなぁ~そんなんで・・・)



〔★ヤマトは喜んでいる★〕
〔★凛は何か言いたそうだ★〕



< 179 / 453 >

この作品をシェア

pagetop