彼は高嶺のヤンキー様4(元ヤン)
「さ、さてと!烈司がそこまでしつこく言うなら、探し出してしめるのは後にするか!?」
「言ったの俺だけじゃないぜ、瑞希ちゃーん?」
「うるせぇよ!おい、オメーら!!」
「「「「ひっ!?」」」」
再びギロリとメンチをきると、縛り上げられてる集団を見ながら瑞希お兄ちゃんは言った。
「正直に答えろ。テメーらの住所も学校も会社も実家も全部わかってる。」
「ほら山田。お前の個人情報だ。」
「ひー!?どうしてここまで細かく!」
獅子島さんが見せた紙を見てギョッとしたのは、私を斧で襲おうとした人だった。
「なんで彼女のことや通帳の残高、マイナンバーまで知ってんだよ・・・・!?」
「龍星軍の4代目に手を出すからだ。」
言ったのは、私をお姫様抱っこしている王子様。
「男も女も・・・・特に女はボコろうと思えば片づけられた。それを手加減したんだぞ?片腕の状態で?」
「そ、そんな頼んだわけじゃ~」
「あら、なぁーに?またあたしに殴られたぁーい?」
「「「ひいいい!ごめんなさーい!!」」」
「お前らプレーヤーに聞く。裏サイトのゲームをといてこの下らねぇパーティーに来たんだな?」
その問いにいっせいに首を縦に振るハンター100名。
「運営者は『ラクシュアラー』だって知ってるな?」
それで再び、首を縦に振る100名のハンター。
「スポンサーも『ラクシュアラー』か?」
その三問めに、何人かが、顔を見合わせる。
「なんでもいい。知ってる噂を話した奴は、勘弁してやる。」
「お、俺聞いたことあります!」
そう言ったのは山田と言う男だった。
「い、一か月前に『ラクシュアラー』のメンツと酒飲んだ時に、ぽろっとこぼしたんですよ!でけースポンサーがついたって!!だから、賞金の金額も跳ね上がったって!」
「お、俺も聞いた!」
「僕も噂で!」
「あたしもよ!」
「そうかい。じゃあ、審判共はどこまで知ってる?」
縛り上げられ、正座させられている男達に問う初代龍星軍総長。
「わ、私達は~」
「どこから給料もらってた?」
「・・それは・・・」
「皇助、オメーから一発食らいたいってよ。」
「わははははは!待ってましたぁ~!!」
「「「「「「「「「ぎゃあああああ!!言います!!」」」」」」」」」
〔★瑞希の皇助要請、敵は降伏した★〕