この青い空より高く手を伸ばせ
この広い世界の中でたった一つの命なのに、こんなにも人が集まり、悲しむなんて。

ついに立つ体力も消え、へなへなと座り込んだ。
嗚咽も抑えきれず、口を押さえている手から漏れる。

泣いても泣いてもこの気持ちは収まることはなかった。

やがて数時間が経つ。

声が枯れるまで泣きじゃくった。
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