皆にさようなら、そして私にさようなら
なぁ



私は何の躊躇いもなく


立ち入り禁止の屋上の縁に足を置いた







ふと、空を見上げると

笑っているように見えた。


馬鹿な私を嘲笑っているかのように





「フッ」

私は自嘲気味の笑みを零した




あと1歩踏み出せば この世から

居なくなるような 状況の中で

笑っている、ってのは私が狂っている証拠だ
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