DV彼氏
「ま〜な〜み?愛美?」

と言って頬をつねられ起こされた私。

「痛いっ」

「ごめんごめん」

「うん」

「ついたぞ」

と言ってきて、私は外を見た。

そこには、綺麗な海だった。

「綺麗」

「だろ、俺愛美に話があるんや」

「え?何?」

「とりあえず、外出るか?」

「ううん、車でいい」

「そっか、分かった」

何だかいつもの龍太ぢゃない事は

この馬鹿な私さえも分かった。

「俺由奈ナンパしたやろ?」

「うん…」

私が返事したら、龍太は黙ってしまった。
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