DV彼氏
五分後隼人が一番先に

酔いつぶれてしまった。

「隼人〜大丈夫?」

愛美が言った。

「大丈夫、大丈夫」

「あんなに、飲むからだよ」

「あれぐらい余裕やって」

「もぉ〜」

愛美は、隼人の介護で一杯一杯だ。

「なぁ、由奈。彼氏とか、おらんの?」

私はビックリした。

今まで無口だった、龍太が喋ったから。

「彼氏?いてない」

「そうなん、お前生意気やけど、可愛い顔してんのにな」

私は恥ずかしくなった。
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