気づいてくれる?
順番が違うね、って苦笑いする松浦さんに、私もつられた。
「麻央です。大橋麻央です。」
「麻央ちゃんか。うん、可愛い。オレは松浦修平です。」
改めて自己紹介しあい、顔を見合わせて笑った。
「じゃ、麻央?これから食事にでも行かないか?ゆっくりと話がしたい。麻央のこと、教えて?」
自然に名前を呼び捨てで呼ばれ、これからもっともっとこの人に名前を呼ばれたいってそう思った。
「はい、修平さん、嬉しいです。私にもたくさん修平さんのこと教えてくださいね?」
差し出された手に手を重ねると、修平さんが私を引き寄せた。
「今日、勇気だして歯医者行ってよかった…」
しみじみと言う修平さんに思わず吹き出してしまった。
「いや、マジで!本当に苦手だったんだからな。でもおかげで麻央に会えた。麻央が彼女になった。今日は最高の日になったよ。」
「私もです。ちょっと展開早くてパニック気味だけど」
「だよな?オレも。でも幸せだ!」
繋いだ手をブンブンふる修平さん。
マスクに隠れた素顔の私を見つけてくれた人。
これからもっと、二人で素顔を見せ合えたら、きっとこの手はもう離せない、そう思った。
「麻央です。大橋麻央です。」
「麻央ちゃんか。うん、可愛い。オレは松浦修平です。」
改めて自己紹介しあい、顔を見合わせて笑った。
「じゃ、麻央?これから食事にでも行かないか?ゆっくりと話がしたい。麻央のこと、教えて?」
自然に名前を呼び捨てで呼ばれ、これからもっともっとこの人に名前を呼ばれたいってそう思った。
「はい、修平さん、嬉しいです。私にもたくさん修平さんのこと教えてくださいね?」
差し出された手に手を重ねると、修平さんが私を引き寄せた。
「今日、勇気だして歯医者行ってよかった…」
しみじみと言う修平さんに思わず吹き出してしまった。
「いや、マジで!本当に苦手だったんだからな。でもおかげで麻央に会えた。麻央が彼女になった。今日は最高の日になったよ。」
「私もです。ちょっと展開早くてパニック気味だけど」
「だよな?オレも。でも幸せだ!」
繋いだ手をブンブンふる修平さん。
マスクに隠れた素顔の私を見つけてくれた人。
これからもっと、二人で素顔を見せ合えたら、きっとこの手はもう離せない、そう思った。