プレッシャーがない!
その長男の娘というのは
まぁ私の従姉妹な訳でして
同い年だからそりゃあ仲良くなった

成長するにつれて
段々個性も出てくるもので
従姉妹はちょっとおませさん
私は...普通の子
でも唯一の自慢は幼稚園の先生からお母さんに渡された手紙に
『〇〇ちゃんは自分の思ってることをちゃんとお友達に伝えられて、でもお友達が行ったことも考慮したうえで行動できているので喧嘩もなく友達の輪も広いです。保育者に頼ることなく自分のことは自分でやり、どんなことにも熱心に取り組んでくれます。』
と書いてあったことです。
しかも年少さんから年長さんまでずっと言われ続けました。

まぁそのとき私は薄々気づいてたわけです。

私はおばあちゃんに期待されてないかな...


で、その時私は心配だったんです

『従姉妹はこのままチャラチャラした子になっちゃうんじゃないか』

『そしたら苗字は誰が継ぐんだ』

私の近い親戚には男の子がいなかったもんですから、私たちが苗字を継がないといけない!そうしないとおばあちゃん達が守ってきた名前がなくなってしまう!

ホントにそう信じていました。
だから私はおばあちゃんに
『〇〇という苗字は私が継ぐからね!』って
言ったんです。
そうしたらおばあちゃんもおじいちゃんも嬉しそうにしていて
従姉妹のことが羨ましくなりました

私も期待されたい。
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