【ホラー】夢なのか現実なのか『よしまる小説』
第六章
「善子ちゃん!『現実の』善子ちゃん!」
「ふふふっ...。」
「待っていなさい、ずら丸!」
本当に私達は、同じ夢に入れた。
凄いことである。
「ふふふっ!」
「あなたじゃないわ。ずら丸が探しているのは」
「そうずら。オラが探しているのは他でもない、『現実の』善子ちゃんだよ」
私が知っている善子ちゃんは、骨になった『夢の中の』私を抱いた。
そうすると、みるみるうちに人間の姿に変わっていく。
「生き返ったわよ。ほら、抱いてあげなさい」
「わっ、わぁっ。はぁ、花丸ぅっ!!!」
夢の中の善子ちゃんとまるは、笑顔で空へと帰っていった。
「さて、一件落着...ね。」
(うん。って、あれ?)
「花丸」
(何?って、もしかして)
「花丸...私のリトルデーモンになってよ」
「花丸ったら。なにを口もごもごさせてるのよ。開きなさいよ。何か食べてるの?」
「んふふ。可愛いわね。私が怖いの?」
これって...
私は感じた。
身動きが取れなくなっていることを。
あの時と。同じだ。
「ごめんね...。花丸っ...うわあぁぁあぁんっっ!!」
(私、死体になったみたい)
「ふふふっ...。」
「待っていなさい、ずら丸!」
本当に私達は、同じ夢に入れた。
凄いことである。
「ふふふっ!」
「あなたじゃないわ。ずら丸が探しているのは」
「そうずら。オラが探しているのは他でもない、『現実の』善子ちゃんだよ」
私が知っている善子ちゃんは、骨になった『夢の中の』私を抱いた。
そうすると、みるみるうちに人間の姿に変わっていく。
「生き返ったわよ。ほら、抱いてあげなさい」
「わっ、わぁっ。はぁ、花丸ぅっ!!!」
夢の中の善子ちゃんとまるは、笑顔で空へと帰っていった。
「さて、一件落着...ね。」
(うん。って、あれ?)
「花丸」
(何?って、もしかして)
「花丸...私のリトルデーモンになってよ」
「花丸ったら。なにを口もごもごさせてるのよ。開きなさいよ。何か食べてるの?」
「んふふ。可愛いわね。私が怖いの?」
これって...
私は感じた。
身動きが取れなくなっていることを。
あの時と。同じだ。
「ごめんね...。花丸っ...うわあぁぁあぁんっっ!!」
(私、死体になったみたい)