Darling person.
「あんなぁ、2年なって2ヶ月以内にこーへんかったら退学やねんて。」
「っ萌ちゃん!退学だけは絶対に駄目!あんなに頑張って入ったのに退学だなんてっ、」
泣きそうになりながら必死に訴えてる母親を横目に、俺はかばんから白い紙を出す
それに【行きたくない理由を書くこと。】って書いてドアの下から入れる
少しして部屋の中にすーっと入ってった紙
「明日提出。」
それだけ言って母親に頭を下げて、少し話をしてから前園の家を出た。
春の6時は、少し肌寒い。