Darling person.
「誠、ほんま刺されんで?」
「刺されたら心配して病院来てくれるー?」
「はいはいリンゴ剥いたげるー。てか、苺ミルク買って、誠くん。」
「おねだりする時だけくん付けとか!」
そう言いながらも100円玉を入れて苺ミルクを買ってくれる誠は、小学校からの仲
あたしの1つ上で、高2
お兄ちゃんみたいな弟みたいな、そんな存在。
「おー?みぃが女といんの珍しー」
「……美冬ちゃん、このチャラい人だれぇ?」
「あーほら、店によく来はる一華さんいるやん?」
「めっちゃエロい感じの美人な人ぉ?」
「そうそう。その一華さんの弟。」
「………あ、あのクソガキってこの人のことかぁ」
「アレ?俺地味に傷つけられてる気がする…。」
落ち込む誠の背中をぽんぽんと叩く