Darling person.

「美冬ちゃん〜っ、白菜切れへん〜っ」

「え?って何その持ち方っ!?危ないって!」

「玉ねぎやだあっ!目いたぁいっ!」

「あたしが切ってんのに?ってあーもうっ、そんな近くで見てるからやん!てか危ないから離れて!?」

「ぎゃあっ!お肉無理ぃ!気持ち悪いぃっ!」

「袋の上からでもあかんの?ってああっ、ちょっ、ひっくり返るやん!」

「美冬ちゃあん、皮小さくて入らへん〜」

「それはタネが多過ぎるんやて。そんな多かったらそら入らんわな。もう一枚上から重ねい」

「熱っ!油飛んだぁっ!」

「蓋開けたらアカンやん!そら油飛ぶわ!はよ蓋戻しぃ!」

「怖いぃ〜っ!!」


聖歌は、なんというか、はちゃめちゃ。

でも、


「ぷっ あはははっ 聖歌、なんでほっぺたに白菜ついてんのぉ?あははっ」


すごい楽しい。


3品くらい作れた時、ガチャっとドアの開く音がして、聖歌のお兄さんが帰って来たっぽい。
< 63 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop