モノクロ王子
ぁぁぁぁぁぁぁあっ。
キスされた所為か騎士先輩の顔が頭から離れない…
「藍空着いたよ。」
「あ、はい…」
「なぁそろそろオレの女になんねぇか?」
「………なんで先輩はあたしに執着するんですか?」
「んー。わかんね…」
分かんないのになんで…なんて言えるはずもなくて…
「ごめんなさい。
あたし好きとかなんか分かんなくていまこんがらがってるんです…」
「……ん。じゃあな。」
「はい……」
ドアを閉める時に見えた騎士先輩の背中が寂しく見えた____。