【【贅沢な片思い】】ヤツの所には行かせない!
ガラスのハート
*・:*・'♪(´ε` )・*:.。. .。.:*・゜゚・*∑(゚Д゚)
芽衣が勤めるハウスメーカーには、一階に客と個人的に相談を行う為に仕切りを設けたスペースと初めて来店した客と話すオープンスペースがある。
芽衣は、この会社でハウジングアドバイザーとしてモデルルームへ行き、お客様とコミュニケーションをとり、物件の紹介や相談を受けたりする仕事をしている。
今日は、午前中会社で事務処理をしていた。
課長に呼ばれオープンスペースへ急いでやってきて辺りを見渡した芽衣。
キョロキョロしている芽衣を窓際の席にいた直属の上司である斉藤課長が手招きする。
「田中くん、こっちだ」
「すみません課長。お待たせしました」
近づいてから頭を下げた芽衣。
「こちら、御相談にいらっしゃっしゃたんだ。お知り合いなんだろう? ご相談に乗って差し上げなさい」
斉藤課長の隣に立つネイビースーツをモデルのようにきこなした男性を見てビックリしていた。
どうして?
もう二度と会わないつもりだったのに。