花岡4姉妹の恋愛日記
沈黙のなか、口を開いたのは柊斗だった。


「秋穂、帰るぞ。」


え…?


ビックリした。


急に。


今まで1回も“秋穂”なんて呼ばれたことなかったから。


幼なじみなのに、小学生になった途端に“花岡”って呼ばれてよそよそしくなっちゃぅたし、その前は“アキちゃん”だった。


それに、何より驚いたのは一緒に帰るってことだった。


今まで別々で帰ってたのに…。


「…え?」


そんなことを考えていたら、反応するのが遅くなった。
< 21 / 111 >

この作品をシェア

pagetop