花岡4姉妹の恋愛日記

入学式 〜秋穂〜

「保護者の方はそのまま、新入生は各教室に戻りホームルームをー…」


アナウンスが流れる。


「はぁ…終わったーっ」


入学式が終わり、1年3組の教室へ向かう。


「しっかし、クラスが同じでよかったな!


不安がひとつ、解消。」


「それ、どーゆーこと?」


「え、そのまんま。


クラスが違うと不安じゃん?


秋穂が他のやつに目移りしないかー…」


「するわけないでしょ。」


私は柊斗の言葉を遮って言った。


「柊斗を超える人はいないもんっ。


私を信用してよーっ」


「わーってるよっ。」


柊斗の顔がほんのり赤く見えるのは…気のせい?


「もう…調子いいんだからーっ。


そういう柊斗こそ、クラスに可愛い女の子がいたってー…」


「ンなわけねーだろ?


秋穂が一番だし。」


ドキッ。


周りに聞こえたらどーすんの…。


でも、こーゆー会話をしてるときが一番幸せだったり…。
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