花岡4姉妹の恋愛日記
「カラオケ、私も行っていい?」


「お、ウワサの柊斗のカノジョ?」


え、ウワサの…って??


「そうそう、オレの秋穂ですっ」


オレの…って!!


かぁぁっと顔が熱くなる。


「そんな、みんなの前で言わなくても…」


「ん?だって、その方が秋穂狙う男減るし。」


え…?


「いや、そんな心配いらないと思うんですが…。」


「はぁ?秋穂、かわいーんだから気を付けねーと取られちゃうだろー。」


柊斗は私の頬をムニッとつねる。


ふわふわと心が軽くなる。


うん、やっぱ柊斗に可愛いって言われると幸せな気持ちになる。


「もー、見せつけてくれちゃって〜っ!


いいなぁ…私もそうなりたーい!」


楓ちゃんがそう言いながら机に突っ伏した。


「お、担任きたじゃん。


じゃー、また後でなー。」


みんなそれぞれ自分の席へ戻っていく。
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