花岡4姉妹の恋愛日記
母親はいない。


子供だけ。


父親が死ぬかもしれないという警察からの電話。


正しいか否か、判断できる人がいなかった。


「とにかく、お家に行くからね。」


「載らないもんっ!!」


私はそう叫んでガチャンと電話を切った。


「どうちたの?」


冬美が不安そうに聞く。


「…。」


どうすればいいのか、分からなかった。


本当のことなのか、嘘なのか。


嘘であってほしい。


私は泣いていた。


春香と冬美が慰めてくれた。


ーピーンポーン。
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