花岡4姉妹の恋愛日記
電話から数分後、インターフォンが鳴った。


画面を見ると、家の近くの交番のおじさんが立っていた。


そこでようやく、電話が本当だったと気づき、急いでドアを開けた。


そして夏凜を大事に抱き、窓を閉め、電気を消し、鍵をかけた。


父に教えられた通り、完璧だ。


「さ、急ごう。」


私達はパトカーに乗り、病院へ向かった。


パトカーのサイレンで夏凜が起きてしまい、泣き叫ぶ。


どうにか寝かしつけ、病院についた時には私はもうヘトヘトだった。


病院まで警察が案内してくれ、ガラッと春香が勢いよく扉を開けた。
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