甘え下手の『大丈夫』
甘え下手の『大丈夫』
「「「「お疲れ~」」」」
軽くぶつけ合ったグラスの中身はテーブルに戻された時にはもう半分は減っている。
「はぁー、美味い!」
「ね!仕事上がりのビールは最高!」
乾杯をしたばかりだというのに、もうテンションが高いのは仕方ない。
今夜は3ヶ月ぶりにひらかれた同期会だ。
「ホント、4人で集まるの久しぶりよね?」
「だな?オレも筧も忙しくなったからなぁ」
「二人とも主任昇格だもんね!すごいよ!」
「いやぁ、そんな…もっと褒めて!」
「ん?もう褒めるとこないけど?」
「ひどっ!梶まゆ、ひどっ!」
「人の名前略すな!」
漫才のような掛け合いをしているのは、橋本寛治くんと、梶まゆ、こと梶本真由香。
そんな二人の会話を聞きながら静かに飲んでいるのが、筧陸斗くん。
そして私、相沢瑞希。
この4人は6年前入社して以来の同期。
毎月のように開かれていたこの同期会は、それぞれの仕事の量や責任が増えていくにつれ、その間隔が長く開くようになってきた。
それでも集まれば、愚痴や文句を言ったり、バカ話で盛り上がったり、日頃のストレスが解消され、また明日から頑張るか!となれる、私には大切な会となっている。
軽くぶつけ合ったグラスの中身はテーブルに戻された時にはもう半分は減っている。
「はぁー、美味い!」
「ね!仕事上がりのビールは最高!」
乾杯をしたばかりだというのに、もうテンションが高いのは仕方ない。
今夜は3ヶ月ぶりにひらかれた同期会だ。
「ホント、4人で集まるの久しぶりよね?」
「だな?オレも筧も忙しくなったからなぁ」
「二人とも主任昇格だもんね!すごいよ!」
「いやぁ、そんな…もっと褒めて!」
「ん?もう褒めるとこないけど?」
「ひどっ!梶まゆ、ひどっ!」
「人の名前略すな!」
漫才のような掛け合いをしているのは、橋本寛治くんと、梶まゆ、こと梶本真由香。
そんな二人の会話を聞きながら静かに飲んでいるのが、筧陸斗くん。
そして私、相沢瑞希。
この4人は6年前入社して以来の同期。
毎月のように開かれていたこの同期会は、それぞれの仕事の量や責任が増えていくにつれ、その間隔が長く開くようになってきた。
それでも集まれば、愚痴や文句を言ったり、バカ話で盛り上がったり、日頃のストレスが解消され、また明日から頑張るか!となれる、私には大切な会となっている。
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