短編小説 イカサマゲーム (毎週月曜日配信)

「そうですか?普通のテーブルですよ!」
「普通のテーブルじゃないです!テーブルの裏にボタンか何かありますよね?」
「その根拠は?」
「これです。」
と瑞希がテーブルの裏にあるボタンを押した。この時、王子はあるミスをしていた。座る位置だ。本来はボタンがある方が王子のはずだったが、無意識にボタンがない方に座ってしまっていたのだ。すると、部屋にある棚が動き出した。その先には、大きな金庫があった。
< 28 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop