ただ、君の隣にいたいだけ。

「…っばっ馬鹿じゃねえの!…あ、ありえねぇ!」




顔を真っ赤にして私を押し返した。



その勢いで椅子に思いっきり座っちゃったからお尻が痛い。



「あははっ叶ちゃんリンゴじゃん!可愛い!」



「……うぜぇ。触んな」



あれ?ガチ切れ?



「ちょっと叶ちゃ…」



「ちっ…どっか行け」



は、何それ。



「…嫌い…叶ちゃん嫌い!」



鞄を持って来たばかりの学校を出る。
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