ただ、君の隣にいたいだけ。
「真白、帰んの?」
下駄箱で待ってた私。
先輩、すぐ来てくれた。
さすが私の彼氏。
「かーえろっ」
「どっか行くか」
結局ゲーセンに吸い込まれるように入った。
UFOキャッチャー、全然とれない。
アーム弱すぎ。イライラする。
やーめた。つまんない。
なんか先輩は戦闘ゲームにハマっちゃってるし。
その横に座って携帯いじる。
ゲーセンの騒がしさ、嫌いじゃない。
きっと叶ちゃんは嫌いかな。
あいつバスケ馬鹿だから。
って、叶ちゃんはどうでもいいんだってば。
気づけばもう夕方。
ゲーセンでこれだけ時間潰せるとか自分すごい。
おかげで携帯の充電切れたけど