俺と結婚してくれないか
37
「ねえ、ちょっとお父さんの事起こしてきてー!」
いつもよりちょっと早い日曜日の朝。
「はーい。」
次女の優香はあくびをしながら2階に行く。
「パパー!起きてー!」
台所には私と長女の優美。
優美がご飯を盛り付け、私は食器を片付ける。
4人家族になって18年。
今日、次女の優香が大学進学の為県外に引越しをする。
2階から主人と優香の笑い声が聞こえる。
これが毎朝恒例の音なんだけど、聞こえなくなると思うと少し寂しい。
「ねえ、ママ。」
優美がご飯をテーブルに置き、ひと段落したようで、私の手伝いをしに来てくれた。
「んー?」
私が少し寂しくなったのがバレたのかなと焦って笑う。
「ママ、パパと2人きりの生活大丈夫なの?」
娘からの問いかけにビックリして手が止まる。
「私もあと少しで嫁いでっちゃうし。大丈夫なの?」
優美が私の事を険しい顔でみつめる。
「おい、優美ー、朝飯なーにー?」
そこでタイミング良く主人が寝癖たっぷりの頭で顔を出した。
優美が主人と話してる間にテーブルに全てを並べ終え、みんなで席につく。
「優美、醤油とってー!」
「はい、パパ。あ、ママこれ美味しいー!」
「本当?良かった。優香準備終わったの?」
「あーもうちょっとー。」
いつも通り主人が話しかけるのはいつも娘達。
主人の目には私は映らない。
「あー、お姉ちゃんまだ20歳なのに結婚して家出ちゃうんだもんねえ。」
「パパとママも早かったからじゃない?」
「そっか、ねえパパって今何歳だっけ?」
「...7ちゃい。」
それでも娘達とふざけてる主人を見ていられるのが好きだった。
いつもよりちょっと早い日曜日の朝。
「はーい。」
次女の優香はあくびをしながら2階に行く。
「パパー!起きてー!」
台所には私と長女の優美。
優美がご飯を盛り付け、私は食器を片付ける。
4人家族になって18年。
今日、次女の優香が大学進学の為県外に引越しをする。
2階から主人と優香の笑い声が聞こえる。
これが毎朝恒例の音なんだけど、聞こえなくなると思うと少し寂しい。
「ねえ、ママ。」
優美がご飯をテーブルに置き、ひと段落したようで、私の手伝いをしに来てくれた。
「んー?」
私が少し寂しくなったのがバレたのかなと焦って笑う。
「ママ、パパと2人きりの生活大丈夫なの?」
娘からの問いかけにビックリして手が止まる。
「私もあと少しで嫁いでっちゃうし。大丈夫なの?」
優美が私の事を険しい顔でみつめる。
「おい、優美ー、朝飯なーにー?」
そこでタイミング良く主人が寝癖たっぷりの頭で顔を出した。
優美が主人と話してる間にテーブルに全てを並べ終え、みんなで席につく。
「優美、醤油とってー!」
「はい、パパ。あ、ママこれ美味しいー!」
「本当?良かった。優香準備終わったの?」
「あーもうちょっとー。」
いつも通り主人が話しかけるのはいつも娘達。
主人の目には私は映らない。
「あー、お姉ちゃんまだ20歳なのに結婚して家出ちゃうんだもんねえ。」
「パパとママも早かったからじゃない?」
「そっか、ねえパパって今何歳だっけ?」
「...7ちゃい。」
それでも娘達とふざけてる主人を見ていられるのが好きだった。